測量設計業に係る調査研究、研修会の開催、普及、啓発等に関する事業を行っています

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   「県庁前」バス停下車
  (バス停より約300m)


◆南海和歌山港線
    「和歌山市駅」より
  タクシー 約5分
  バス 約10分(9番乗り場)
   「県庁前」バス停下車
  (バス停より約300m)






第1回探訪記


電子基準点「中辺路」にて
平成8年3月に作られています。
見晴らし最高の場所に設置されていました。


二等三角点「鷹尾山」への登山の途中休憩する。
「点の記」には「野中部落内に熊野神社がある。同神社を東に100m進むと秀衡桜石碑がある。同所石碑の東側の小径を北東に約2.3km(徒歩約1時間10分)進むと山頂に達する。本点は同山頂中央部にある。」と書かれています。
女性を含めたにわか登山隊は登頂に1時間30分ほどかかってしまいました。


登山途中の道から、北側を望む。
正面から右側に続くのが果無山脈でそれを超せば左側が龍神村、右側が奈良県十津川村です。
登山道は植林と雑木により見通しはありませんでした。 しかし、天気はよく気候もちょうどよく 吹き抜けていく風がひじょうに気持ちよかったです。


「カシミール3D」により作成した画像


二等三角点「鷹尾山」を囲み山頂にて記念写真を撮る。
周りは灌木に覆われて見通しはありませんでした。
セルフタイマーで撮影。


下山状況です。


帰路、東の方角を望む。
左に笠塔峰、右に小広峠から狼だわ山(おおかみだわさん)および三日森山に続く峰。真ん中の谷に沿って行けば本宮です。 小広峠から三日森山方向へ林道が抜けています。


「カシミール3D」により作成した画像。
写っている地図は国土地理院発行の5万分に1の地図です。 小広峠からの林道が載っています。


民宿「とがの木茶屋」の前の熊野古道。
正面に見えるのが笠塔峰、右側に狼だわ山、三日森山と山脈が続く。


「カシミール3D」で作成した同じ場所から見た景色


囲炉裏を囲んで紀州の茶粥を食べる。
地元の人は、方言で茶粥のことを「おかいさん」と言います。 茶粥、めはりずし、卵焼き、いわしの焼き物、おしんこ、それに囲炉裏の火がついて1000円でした。 (予約が必要です。)


食事の後入り口で一服する。


「継桜王子社」への入り口の階段。
左右にあるのが野中の一方杉。杉の枝が南の方角に伸びていることから、そう呼ばれています。つまり熊野古道の目的地である熊野を指しているということなのですが、実際には、熊野は東から東南の方向にあります。


枝が全て熊野の方向を向いているということから
「野中の一方杉」と呼ばれています。


秀衡桜と高浜虚子の句碑


環境庁(当時)の「日本の名水百選」に選ばれている「野中の清水」です。


野中から東南の方向(日置川町)を見る。

 私たち和歌山県測量設計業協会は、日本政府が、和歌山県・三重県・奈良県の3県にまたがる「紀伊山地の霊場と参詣道世界遺産登録」の申請を行い、ユネスコの世界遺産暫定リストに記載されたことを記念し、「高野熊野世界遺産」の周辺にある、電子基準点と三角点への登山を企画致しました。
 第1回目は、電子基準点「中辺路」と二等三角点「鷹尾山」に登ることになりました。電子基準点「中辺路」は西牟婁郡中辺路町にある「古道が丘」という施設の中に立てられています。ここは、栗栖川地区を見下ろす小高い丘の上にあり、宿泊施設、バンガロー、陶芸館、体育館などがあります。高校の体育部などが合宿に使ったりもしています。電子基準点は、現在全国に1,000カ所近くがあり、地球の上空26,000kmを周回する人工衛星からの電波を受信し、地球規模でその位置を確定するシステムです。その、ミリ単位で測定された情報は、日本の地殻の変動を分析するのに使われています。また、各電子基準点の受信情報は、国土地理院のサイトから無料で得ることが出来、測量に役立っています。二等三角点「鷹尾山」は明治34年に選点されています。昭和53年の1次基準点測量により、造標されたようです。
  2003年4月29日(火)和歌山県測量設計業協会の紀南支部有志は、午前9時古道が丘に集まり、電子基準点を訪ねました。設置されている電子基準点の周りには何も障害物は無く上空視界(人工衛星からの電波を受信するためにGPS受信機が上空向いて開いている角度。少ないほど良い)裏山の飯盛山方向でも15度以内で、設置場所としては最高の場所が選ばれていました。天気は快晴で申し分ない登山日和でした。一行は電子基準点をバックに記念写真を撮り、二等三角点「鷹尾山」を目指しました。
 車で国道311号を登り、近露を通り20分位で野中に到着しました。この近辺には、熊野古道の史跡が多く、牛馬童子、近露王子社、野中の一方杉、継桜王子社、秀衡桜などがあります。目指す三角点の登山道は秀衡桜の横にありました。二等三角点の「点の記」には「野中部落内に熊野神社がある。同神社を東に100m進むと秀衡桜石碑がある。同所石碑の東側の小径を北東に約2.3km(徒歩約1時間10分)進むと山頂に達する。本点は同山頂中央部にある。」と書かれています。私たちは秀衡桜の前の駐車場に車を止めて登り始めました。
 登山コースは、最初は結構急な道を標高580m位の尾根まで登り切り、あとは目的の三角点まで尾根の縦走でした。だらだらとした登り勾配が続くため、現在位置の特定が難しく、高度計を持って行ったのは正解でした。9時45分頃登り始めて三角点到着は11時10分頃、女性を含むにわか登山隊は「点の記」に書かれている時間より15分程ながくかかりました。
 頂上で記念写真を撮り、(株)果無の泉さんの差し入れのオレンジを食べ、12時50分頃山を下り始めました。ふもとに着いたのは1時40分位でした。
 点の記にある「熊野神社」(継桜王子社と呼ばれている)の入り口の階段の横にある「とがの木茶屋」で予約をしておいた昼食を頂きました。地元の人は、茶粥のことを「おかいさん」と言います。その「おかいさん」と「めはりずし」、卵焼き、いわしの焼き物、漬け物がついていました。宿の主人が、囲炉裏に火を起こしてくれていて熊野古道の雰囲気が出ていました。
 一行は、「とがの木茶屋」のすぐ下にある、環境庁(当時)が選定した「日本の名水百選」に選ばれている野中の清水で手を洗い帰路につきました。
 第1回の世界遺産にちなんだ三角点探訪は、以上でした。次回も頑張って登りたいと思います。